待降節 ─ 新たに生まれる希望の時

カトリック亀有教会 主任司祭 イリネル・ドボシュ OFMConv.
キリストにおける兄弟姉妹の皆さんへ
12月は待降節(アドベント)に始まります。これは、主の降誕祭(クリスマス)に向けて心を整える、短いけれど深い旅です。待降節は、過去の出来事を思い出すための季節ではなく、今ここに来てくださる主を待ち望む、生きた希望の時なのです。
騒がしく、急ぎ足のこの世界の中で、待降節は私たちを静けさと祈り、そして希望へと招いています。小さなことに喜びを見出し、隣人のまなざしに気づき、心の中に語りかけてくださる神の声を聴くようにと呼びかけています。
待降節のろうそくが一つずつ灯されるたびに、それは単なる飾りではなく、希望の歩みのしるしであり、信仰の光です。そして、その光に導かれて、私たちは小さな光として他の人のために生きるように招かれています。優しい言葉、一つの励まし、思いやりのある行動 ── それらが暗闇を照らす光になるのです。そして聖なる夜、ベツレヘムの光が再び世界を照らします。それは消えることのない光 ── 私たちとともにおられる神の愛の光です。
どうかこの待降節を単にろうそくを灯す時ではなく、信仰の火を心に灯す時として過ごしましょう。イエスがベツレヘムだけでなく、私たちの心の中にも生まれてくださるように準備を整えましょう。
主こそ、私たちの平和。主こそ、消えない希望。
祝福と祈りを込めて


