「皆が一つとなるために」─ 新しい年のはじめに、一致への招き

カトリック亀有教会 主任司祭 イリネル・ドボシュ OFMConv.


 兄弟姉妹の皆さんへ、1月、教会は私たちを一致のための祈りへと招きます。それは キリスト教一致祈祷週間(2026年1月18日〜25日) において、特に強く思い起こされます。この招きは、人間の考えから生まれたものではなく、イエスご自身の祈りに由来しています。「皆が一つとなるように。」(ヨハネ17・21)イエスが願われた一致とは、すべてが同じになることではありません。また、違いが消えることでもありません。一致とは、違いがあっても、愛のうちに共にとどまろうとする心です。

 新しい年のはじめに、私たちは静かに自分自身を振り返るよう招かれています。私の言葉や態度は、人と人とを結びつけているでしょうか。それとも、知らず知らずのうちに距離を生んでいるでしょうか。小さな共同体においては、一つひとつの言葉、一つひとつの選択が、とても大きな意味を持ちます。一致は、目立つ行動によってではなく、日々の忍耐、耳を傾ける姿勢、祈りと赦しの中で、静かに育っていきます。教会は、完全な人々の集まりではありません。弱さを抱えながらも、共に歩むよう招かれた兄弟姉妹の集いです。一致とは、問題を避けることではなく、キリストの光の中で、ともに向き合っていく勇気なのです。

 この1月、
 ・世界の教会のために、
 ・すべてのキリスト者の一致のために、
 ・そして私たち自身の共同体のために、心を合わせて祈りましょう。

 キリストは私たちの平和であり、私たちを一つに結び合わせてくださる方です。キリストにとどまるとき、私たちは分断された世界の中で、福音の希望を静かに証しすることができるでしょう。

祈りと希望を込めて

キリスト教一致祈祷週間

2026年のキリスト教一致祈祷週間は、2026年1月18日~25日、全世界で行われます。今回のテーマは、「からだは一つ、霊は一つです。それは、あなたがたが、一つの希望にあずかるようにと招かれているのと同じです」(エフェソ4・4)です。